バックアップメディアとしてのSDカードとBlu-ray Disk

今、自分のPC内にあるデータのバックアップをどうしようか悩んでいる。一応TimeMachineを使って、大容量HDDにバックアップをとっているが、バックアップ先がHDDというのは何かと不安だ。リアルタイムで完璧にデータが残っている必要はないので、定期的にも少し安心できるメディアにバックアップをとっておきたい。

一昔前ならバックアップといばDVDだった。しかし、昨今のデータの大容量化により、DVDによるバックアップでは手間も時間もかかって仕方が無い。60GBのデータを保存しようものなら、12〜15枚のDVDを焼かなければならない。できれば、も少し大容量のメディアに残したい。

そこで候補として上がったのがSDカードである。また、まだ主流ではないがDVDの大容量代替メディアのBlu-ray Diskも考えている。どちらも比較的高価だが、大容量で長期保存がきく。そこで思ったのだが、今買うならSDカードとBD、どちらのほうが安いのだろうか。ちょっとまとめてみた、という備忘録。

SDカード 項目 BD
SDHC(標準サイズ) メディア BD
36GB 記録容量 25GB
2,200円 単価 58.5円(20枚入りスピンドル1,170円)
61.1円 1GBあたりの価格 2.34円
198円 ライタ価格 9,990円

*1
*2

記録メディアだけを見ると明らかにBDを用いるべきだが、BDで記録するにはそれ用のドライブを購入する必要があり、それを踏まえると結構高くなるのである。極端なことを言えば、30GB程度のデータをバックアップしたいなら、BDRドライブとBDRを買うより、SDHCを一枚買ったほうが安上がりなのだ。
となると、いったいどれくらいのサイズのデータをバックアップするのであればBDのほうがお得なのだろうか。

単純に計算するなら、下記の式を満たすデータサイズを求めればいいので、

9,990 + 2.34 * データサイズ(GB) < 198 + 61.1 * データサイズ(GB)
9,792 < 58.76 * データサイズ(GB)
166.64 < データサイズ(GB)

となるので、だいたい167GB以上のデータをバックアップするのであれば、BDで記録していったほうが安上がりになる。

しかしここで忘れちゃいけないのが、「BDはライトワンスメディアである」ということ。いや、むしろ「SDカードは書き換え自由」であるほうが重要か。つまり、最終的にバックアップされるデータサイズが167GBを超えていても、前回のバックアップデータを上書きしてもいいのであれば、メディアを再利用できるSDカードのほうが安い。

さて、実際に俺がバックアップを取りたいデータはどれくらいあるのだろうか。主に撮り貯めた写真のデータになるが調べてみるとそれだけで150GB近くあった。

……BD一択じゃね?

*1:各メディアの品質は無視して、あくまで単価最安を基準に調査

*2:2011年11月8日 kakaku.com調べ