Sonyのアクションカム“HDR-AS15”を購入した


これで俺も映像作家だ!(マテ

小さい

もう4日も前の話になるんだけれども、Sonyのアクションカム“HDR-AS15”を購入した。動機は幾つもある、というかいくつかある動機が重なって購入するに至ったわけだけれども、買って一番驚いたのは、その大きさ。いや、小ささ。十円玉数枚程度。手で握っても隠すことはできない大きさではあるけど、握っててもそれがカメラであると認識しにくいような気がするサイズ。これ、分解して配置しなおしたら(以下自重

動機

  • 自転車乗るので、車載カメラ欲しかった。
  • 映像に興味があった。
  • というか映像編集楽しい。
  • 俺もYoutuberになりたい。
  • 動画はもっと流行るべき。
  • 動画ブログはもっと流行るべき。
  • iPhoneで動画を撮ると、画質はいいがマルチタスクできないし、自画撮り難しい。
  • アクションカムって耐衝撃性高いんでしょ? 多少無茶できるんでしょ? そういう面白い画、撮れるんでしょ?
  • ハンディカム、でかいし、撮る時気負いそうで、映像初心者にはハードル高い。

GoProとの比較

今比較するならGoProHERO3 BlackEditionになると思う。
実際に比較してみると、機能の面ではほとんど全てにおいてGoProの方が勝ってて、大多数の人はそっちに流れるんだろうな、と思うんだけど、一方で、AS15にもメリットはあって、それが「画質」。詳細は次項に譲るが、たぶんカメラ内で行われている画質補正のお陰で、撮ったものをいちいち調整せずとも綺麗なものとして公開できるという手軽さ(完全に日本人向けな感じだけど)が気に入った。
GoProより劣っているとはいえ、必要十分な機能を持っているので、そもそも比較する必要もない感じだったし、価格的にはこっちのほうが安かったし、GoProHERO3Blackは品薄で手に入らないし。
後述するが、電子式とはいえこのカメラの手ぶれ補正は非常に優秀で、それだけでもアクションカムとしての価値は大きい気がする(のに俺は一切気にしてなかった)。

画質

画質チェック代わりに、早速自転車に載せて走ってみた。

日暮れ前から30分程度撮ってみて、各環境光の状態でのチェックや、手ぶれ補正の有無の差などを確認してみた。
基本的に色味は青に寄っており、元々強い青を持つ部分は青潰れしてしまうが、それ以外の部分については、比較的記憶色に近い(非常に鮮やか)感じがしてよい。
夜間でも、暗部が黒く沈み込まずに、しっかりと形状が分る。その状態でありながら明るいところも完全に飛んでしまうわけではなく、「ざっくりと記録する」という意味では、非常に適している気がする。さすがSonyのExmorRセンサーだ。
手振れ補正についてはそれほど気にかけていなかったのだが、使ってみるとその優秀さが驚愕する。シーン1では手ぶれ補正無しなので、画面下部のバッグはフレームに対して固定位置に映っており、風景については映っているものがなんなのかわからないくらいに揺れることも多々あるが、手ぶれ補正をONにしたシーン2では風景の揺れがわずかになり、一方で下部のバッグの揺れが激しくなっているのがわかる。手ぶれ補正をONにすると画角が120度に制限されてしまうが、あとの編集のことを考えれば、手ぶれ補正により静止している画のほうが使いやすいだろうし、車載など揺れの起きる場面では遠慮なくONにしたほうがいい気がした。

不満点

不満点がないわけではない。1つは本体に三脚穴が開いていないこと。これは同梱の防水ケースに入れることでなんとかなるが、今度は音を拾わなくなる。車載カメラにおいて音はさほど重要ではないのでそれでも問題ないが、普通に撮影する際に困ることになる。Claspのような、三脚穴にクリップが付いたようなもので挟むなどの対策が必要だ。お金に余裕があるなら、公式のLCDユニットを購入するのもいいと思う。本体には(あくまでアクションカムなので)液晶がついていないが、この液晶付きの製品につけることで、ハンディカムのように用いることもできる。ちなみに俺は全部買った。
録音も問題だ。本体のマイクは非常にクリアで文句はないのだが、同梱の防水ケースは防水性を高めるために密封される関係で音をほとんど拾わなくなる。本体には外部音声を録音するためのミニジャックが付いているが、ケースに入れるとそこが塞がれてしまい用いることができない。防水ケースやLCDユニットと一緒に用いても外部マイクを使えるような仕様にして欲しかったな、とは思う(たとえば、Bluetooth変換ミニジャックを刺す空間が空いてるとか)。
色味が青により過ぎているのも気になる。アクションカムなのでーと言い訳すれば済む話だし、それが与える好印象もあるので、一概に直せとは言えない(というか直して欲しいならGoPro買え)が、すこし勿体無いな、という気はする。

買ったもの

AS15自体は非常にシンプルな構成なので、これでいろいろやりたいと思えば、周辺機器を買い揃える必要がある。俺は昔から「周辺機器大好き」な人だったので、今回も例に漏れずいろいろ買ってしまった。

製品 価格(定価)
HDR-AS15 26,000(29,800)
グリップスタイルLCDユニット AKA-LU1 8,750(10,500)
ハンドルバーマウント VCT-HM1 2,600(3,150)
Transcend microSDHCカード 32GB Class10 TS32GUSDHC10E 2,480
ソニー NP-BX1 互換 バッテリー 2個セット 1,000
Clasp for smartphone 945
NPBX1用充電器 カメラバッテリーチャージャー 840
PLANEX 55メディア対応USB2.0 メモリーカードリーダー/ライター PL-CR55S3U2-W 691
送料 500

ちなみに、AS15自体はヨドバシ川崎店で23,000円弱で売ってたので、欲しい人はAmazonよりヨドバシとか探したほうがいいと思うよ。

お願い

そもそもの動機が「映像編集したい」というところに起因するので、経験を積むという意味でも、例えば俺が参加する勉強会などの様子、会話をまとめあげ、雰囲気を伝えられるような映像を作っていきたいと考えている。ただ、勉強会などの雰囲気を伝えられる映像を作るには、俺一人が録画しているのでは不十分で、様々な角度から録画された映像を(恣意的な何かも含まれつつ)編集した方が楽しいものができると思う。なので、もし良かったら、俺が参加している勉強会、イベントではその様子をみんなにも録画して貰いたい。ガラケーのカメラでもいい。数千円のチープなやつでもいい。MacBookのinSightで自分の顔を撮るのでもいい。四六時中録画するのではなく、なんかキーになる部分だけ録画するのでもいい。なんかそういう機会があったら、みんなも録画して、そのデータを送ってほしいなぁと思うのである。
どうせ良い物が作れるようになるに時間がかかるんだ。ざっくり行こう。