Mac標準ビュアーアプリ「プレビュー」の便利機能
Macには標準のビュアーアプリとして「プレビュー」というものが搭載されている。適当な画像を開こうものなら、何も言ってないのにこの「プレビュー」で表示してくれるのだ。プレビューは意外と多くのフォーマットに対応しており、実はPSDすらも開けてしまう(ただし閲覧のみ)。また、この「プレビュー」は、「プレビュー」という名前のくせに、簡単な編集機能を備えており、リサイズや回転はもちろん、一部分を切り抜くなんてこともできる。もちろん、編集するからには保存できなければ意味ない。「プレビュー」はメニューから「ファイル→書き出す」を選択することで、ファイルの保存も可能なのだ。
しかしこの「書き出す」機能、書き出せるファイルフォーマットが限られており、結構少ない。デフォルトでは、下記の6種類となる
だいたい基本的なフォーマットは揃っているので、それ自体に何か問題があるわけではないのだが、例えばGIFで保存したい時とか、あるプログラムに食わせる関係でBMP形式にしたい時とかなどは、PhotoshopやGIMPを使わなければいけなくなってしまう。
ところがどっこい、この「プレビュー」、とある事をすると、GIFやBMPはもちろん、ICOやTGA、他にもなぜかPhotoshop形式などで保存ができるのである。操作は簡単。書き出しのファイルフォーマットを選択するときに、Optionキーを押しながらそのドロップダウンメニューをクリックするだけである。
この状態で Option キーを押しっぱなしにして、
「フォーマット」のプルダウンメニューをクリックすると…
選択できるファイルフォーマットは下記のとおりである。*1
- GIF (*)
- ICNS (*)
- JPEG
- JPEG-2000
- Microsoft BMP (*)
- Microsoft アイコン (*)
- OpenEXR
- Photoshop (*)
- PNG
- SGI (*)
- TGA (*)
- TIFF
さぁ! これで別にWindowsなんてなくてもBMPファイルが書き出せるぜ! 書き出すことなんて無いけど!
余談だが、IEで表示させるためのfaviconを作る際、あいつPNGとかGIFとかをfavicon.icoとして参照させても表示してくれないから、この追加フォーマットの中の「Microsoft アイコン」を用いてicoファイルにしてみたところ、見事、まるでそれが当たり前かのように表示してくれなかったので、ちゃんとPhotoshopのICO書き出しプラグインなどを使って書きだしたほうがいいよ絶対。
※このエントリで使用している画像はすべて「プレビュー」で切り抜き・加工しております。
※開いてる画像は、うちの愛犬です。
*1:*は追加されたフォーマット